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2014.3.11 東日本大震災慰霊祭@調布駅南口

    投稿日: 作成者: 管理者

    今日は2011年3月11日の大震災からちょうど3年。我々の通う電気通信大学のある調布市では、2013年からですが3月11日前後に駅前で慰霊祭を行っています。

    調布市 2014東日本大震災慰霊祭~あの日を忘れない~

    去年そして今年と、成見研究室では、以前からこのブログにも登場しているタイルドディスプレーを技術提供しています。防災に関する映像の他、今年は福島県いわき市を実際に訪れて取材した内容をまとめた映像なども流すことが出来ました。

    今回はこの慰霊祭についてご紹介しようと思います。読んで頂いている皆様にも、震災のことをまた改めて思い出して頂けると幸いです。

    こちらはタイルドディスプレー設置直後。防災に関する映像を提供してもらい、それを放映しています。少し逆光気味なので余計に見にくいですが、昼間 は太陽光に負けてしまって画面が暗くなってしまうのは、このディスプレーの課題の一つでもあります。室内用のテレビをそのまま使っていますので、外で使っ てみて初めて分かることも多いのです。といっても去年の時点でも分かっていたことで、夕方を待つという以外に対策のしようが無いといえばそれまでなのです が・・・。

    また、今回の慰霊祭とは直接関係無いのですが、全国的な流行を見せているAKB48の恋するフォーチュンクッキー調布版が製作されていたらしく、人目を惹くこともあって何度か放映されました。映像はYouTubeからもご覧いただけます。

    現地で放映されたときの様子がこちら。

    市内の商店や商工会、府中飛行場の職員の方々の他、町を歩いてた一般の方々まで、たくさんの人が協力して頂いていたみたいです。電通大からも複数の 研究室や教職員の方が参加しており、動画の始まり方を見ると、企画に電通大が大きく関わっていそうな雰囲気がありますね・・・正直、意外。

    成見研にも来ればよかったのになぁ。などと思っていたら、留学生の団体として、成見研の留学生エドガー君がちゃっかり参加していました、、

    恋チュンは踊りやすい振り付けと楽しげな曲調とが相まって、日本中に笑顔をもたらしてくれた素敵な曲ですよね。応援ソングにもぴったりでした。

    我々のブース以外にも、消防による展示や、東北の特産品の販売、さくらプロジェクト(後述)等のブースがあり、多くの人で賑わいました。

    消防の展示です。機材展示の他、防災対策や災害現場での作業の様子を示したパネルなどの展示もありました。

    こちらは物販のブース。海産物や、現地の方が作った手芸品、お菓子などがありましたが、個人的に気になったのは、「潮騒ダー(しおサイダー)」というサイダー。思い切ったネーミングです。

    名前の通り塩味のサイダーだったようですが、気にしている間にいろいろ写真を撮って回ったりしていたら、いつの間にか売り切れてしまっていました。。残念。

    というわけで、私はわかめをたくさん頂きました。 最後の3袋をまとめて購入したところ、かなりまけてもらってしまいました。。汗 とってもおいしそうなわかめです。個人的なことを言うと、我が家では三陸で取れた海産物をおまかせセットで毎月送ってもらうサービスを使っていましたが、 それらもとてもおいしかったですよ。

    そしてこちらはさくらプロジェクトのブースの様子。さくらプロジェクトとは、この慰霊祭にも協賛している調布市青年会議所で行っているプロジェクトで、福島県にさくらの植樹をしに行こう、という趣旨のものです(詳しくはこちら)。電通大からも数名が参加し、現地の様子を視察・取材して、映像にまとめたものをタイルドディスプレーでも流しました。

    左の写真は被災地へのメッセージ等を書いた花で作ったさくらの木。たくさんのメッセージが寄せられていました。今回の植樹で植えられたさくらが、震災の記憶を語り継ぐ役割の一端を担ってくれるといいですね。ちなみにわたしも一枚貼らせていただきましたよ。

    そして右側の写真は献灯場の様子です。和紙にメッセージを書いたものをグラスに巻きつけ、夜になってからキャンドルで点灯したようです。点灯したところは私は直接見られなかったのですが、こちらも一言書かせてもらいました。

    さくらプロジェクトのブースには素敵なメッセージがいっぱいでした。

    さらに電通大からは、エリアワンセグという技術に関するプロジェクトからも出展がありました。実は電通大としてはむしろこちらのほうがメインなのですが、災害現場などで役立ちそうな技術を様々開発して展示していました。詳しくはU.E.Castのホームページをご覧頂くといいかと思います。

     

    また、地震が起きた2時46分には会場含めて調布市内に放送が流れ、黙祷が行われました。

    たくさんのお坊さんがいらして、黙祷の後にお経をあげていました。お経の間は一般の方がお焼香をあげられるようになっていたので、私もあげて参りま した。恥ずかしながらここまでしっかりと供養させて頂いたのは震災後初めてだったので、改めてご冥福をお祈りさせて頂くことができてよかったです。

    先に紹介した献灯で使われたキャンドルが点灯されたときには、調布市内のカトリック教会から聖歌も捧げられたそうです。

    夜の様子は写真が手に入り次第、また更新したいと思います。

     

    最後に、震災で犠牲になられた方々のご冥福と、被災地の一刻も早い復興を改めてお祈り申し上げます。

    以上、調布市で行われた、東日本大震災慰霊祭のレポートでした。