Narumi Lab

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2013.7.14 オープンキャンパス

    投稿日: 作成者: 管理者

    前回のオープンラボからおよそ5週間、今回のオープンはラボではなくキャンパス。学校全体の紹介をするためのもので、高校生や高専生、またその保護者を対象とした、電通大への入学希望者向けのイベントでした。酷暑の中御来場頂いた皆さん、ありがとうございました!

    成見研では恒例通り、各人の研究内容や計画・成果等を発表しました。今回もM1(大学院1年生)のメンバーは運営メインでの参加です。

    ここ数年電通大は、今までのイメージを払拭して魅力をアップさせるために、色々と画策しています。特に女性獲得に掛ける思いは熱いらしく、今回の オープンキャンパスで実施された集団説明会などでも女性向けのものがあったりしたみたいです。成果は上がっているのか、去年から入学者の女性割合が2年連 続で10%を超えているそうです。へぇ~。そうなんだぁ~。すごいなぁ~。

    今年は上に載せたポスターのロゴ(Oh!!! Exciting UEC)を前面にあしらったトートバックまで配布していたようですね。色目が派手で、結構おしゃれな仕上がりでしたよ!僕らの頃にはそういうのはあまりあ りませんでした。うらやましい!貰いに行こうと思ったけれど、片づけに追われて忘れてしまいました。。でも、Oh!!!ってなんなの!?

     

    さて、話はそれましたがそろそろ本題へ。会場の様子から。

    編者の特権を生かして、まずは自分のブースから写真を載せます!権力は乱用してこそ権力、B4(学部4年)嶋田で御座います。パソコンが丸裸にされていたあの場所です。Plugin GPUがどうのこうのと言っていたあの場所です。

     

    こちらはM1堀田さんのデスク。前回のオープンラボの時点では、タイルドディスプレー改良を担当する研究生がいなかったのですが、堀田さんが担当し てやってくれることになりました。現在は3Dディスプレーに対応させることに開発のベクトルを向けています。M1なので、発表をしていたわけではないた め、あまり印象に残った方いらっしゃらないかもしれませんね。。Webカメラを設置して撮影していましたが、画面に映っているのはB4宇川です。宇川君は 英語マンと呼ばれるくらい英語が得意な非電通気質な男。

     

    そしてM2(院2年生)の安枝さんのブース。受付抜けて正面の位置でアニメのOPEDを延々と流していたあそこです。まさに痛イルドディスプレー。実はこの人、絵がめちゃくちゃうまいんです。今度お願いしてここに載せますね。

     

    続いてはM2御崎さんの国会答弁のやーつ。来場者の方にYouTube上の答弁を見てもらい、その感想を入力してもらうということを(多分)やって いたみたいです。文字列から品詞を抜き出して、その種類や割合と人の感覚とをリンクさせる必要があるため、膨大な実験データを必要とするのがこちらの研 究。3名の方にご協力頂けたようですね。参加してくれた皆さん、ありがとうございました!

     

    お次はM2の椨木さん。以前読み方を書きませんでしたが、タブキと読みます。タブノキという樹木があるそうなのですが、その字ですね。ノートパソコ ンに映しているのが椨木さんの研究に直接関わる画面です。3人の右側に2枚目の写真に写るタイルドディスプレーがあるのですが、スマホを持ったまま映像 (流したのはライブDVDです)に合わせてノっていると、スマホがそのノリを検出し、Bluetoothを介してノートパソコンがグラフを吐くようになっ ています。ビートやノリの大きさなどが検出され、将来的には映像や音楽を見聴きするだけで、好きな音楽を選んでくれるというようなシステムへの応用ができ るんだとか。

     

    ここは先ほど登場した宇川君のブースです。オープンキャンパスの前に研究用機材を破滅へと追いやってしまった彼は、折れた心をなんとか立て直してこ の日に臨みました。優秀な彼だからこそ成せる技、さすがです。彼は前回のオープンラボで発表した内容を引き継ぐような形で研究を進めるため、内容が難しく なりがちで説明に苦戦していました。専用ハードでの計算アクセラレーション、と言えばなんとなく伝わりますかね・・・?

     

    続いてB4大和田さんのブース。研究室の紅一点!本がお好きで大学に来る前は文芸部にも所属していた(と言っていたはず)という彼女は、3Dでリア ルに読める電子書籍を開発しています。「本って文字なんだから平面じゃん!」という人、甘いです。彼女の電子書籍は、めくったりしなったりするような見栄 えまで再現されます。・・・まだ開発途上ですけどね。完成が楽しみな研究の一つ。当日は所属するグリー部(男声合唱(!?)部)の公演会があり、午前中で いなくなってしまいました。

     

    これはB4瀬戸口君のポスター。解説中の写真を撮り損ねました。。論理ゲートというのは普通電子回路に使われるもので、通常電気でもって実現される ものですが、彼の研究は、物体を使って(機械式)ゲートを設計し、それをコンピュータ上に再現しようというものです。DNAを使ってタンパク質から構造物 や回路を作る、というバイオな研究があるらしいのですが、その構造物がどのような問題を抱えることになるだろうか、どうすれば解決出来るだろうか、という のを先に調べるための基礎研究ということになるみたいですよ。DNAで物を作ろうなんて、凄い世界だ。。デモには仮想物理空間という意味で、2重振り子の シミュレーションが流されていたようです。あれは実は結構大変な式を解かせているはず。

     

    最後の紹介は、B4阿部さん。社会人学生のため大変忙しくされている方ですが、お仕事との関係でデータベース検索の高速化についての研究をなさるそうですよ!成見研のデータベース構築の棟梁としての活躍を期待される、超実力派。

     

    実はこれで全ての人が紹介されたわけではないのですが、とりあえず、ブース紹介はおしまいです。続いてアンケートの人気投票結果の発表に移ります!お帰りの際にタッチパネルでご協力頂いたあれです!みなさま投票ありがとうございました!

     

    同率第3位 AR(拡張現実)を用いた3Dモデリングシステム M2春田 7票

    同率第3位 WindowsマシンからGPUのネットワーク共有を可能にするPlugin GPU Boxの開発 B4嶋田 7票

    M2春田さんのARモデリング、及び私B4嶋田のPlugin GPUが同率で3位となりました。ありがとうございます!

    春田さんの研究はARを使ったモデリング。カメラで撮った現実世界に合成されたCGを、その空間を撫でることで変形させるという技術。カメラで検出した手の位置などから、CGの変形が実行されます。写真を見ての通り大変面白い人です。ランクインおめでとうございます!

    そして私嶋田の研究は、「家庭内などで共有できるようなGPUの入った箱を作ろう!」というもので、稚拙なプレゼンながら3位に入賞させていただきました。本当にありがとうございました。

     

    第2位 対話型アプリケーション向けハンズフリー入力機器の開発 M2椨木 12票

    先ほども紹介した椨木さんの発表が第2位にランクイン!さすが椨木さん、暗い部屋でもキラリと光る実力を発揮されたようです!デモの画像がパソコンと違うのはご愛嬌。

     

    第1位 DS-CUDAを用いたGPGPUの信頼性向上システム M2吉川 15票

    栄えある第1位は、M2の吉川さん!嶋田のブースでもちんたらと説明したDS-CUDA(クラウド上のGPUを使用するシステム)ですが、これを利 用したエラー検出&修正のシステムを開発されています。同じ計算に対する複数のGPUの結果を比較して、各者の結果に違いがあれば修正するという 仕組み。ランキング結果発表の時に、1位の本人が「そんなはずはない!」と不服を申し立てるというまさかの修羅場を迎えましたが、先生から1位のご褒美 チョコレートをもらって理性を取り戻していました(嘘)。実力でもぎ取った1位、おめでとうございます!

     

    以上、成見研のオープンキャンパスでした!繰り返しになりますが、暑い中お越しくださった皆様、本当にありがとうございました。電通大、そして成見研はいかがでしたでしょうか?パソコン好きにはたまらない・・・でしょう?

    これから夏本番、受験生の皆さんは本当に大変な夏になるでしょうが、是非とも最後まで気を切らさずに乗り切ってください。そして是非また11月の文化祭にも遊びに来てくださいね!